広島市立広島中等教育学校は、県内初の中等教育学校として、平成26 年4月に開校しました。昭和59(1984)年に開校した広島市立安佐北高等学校、平成15(2003)年に開校した併設型中高一貫教育校広島市立安佐北中学校・安佐北高等学校の校訓「修学、克己、敬愛」等を受け継いでいます。
本校は、「高い志を持ち、品格を備えたグローバル人材の育成」を教育目標とし、次に示す立志(LISI)プロジェクトの4点を柱に、教育活動を推進しています。
〇多様な考え方を調整し集団をまとめるリーダーシップを備えた生徒の育成(Leadership)
〇伝統と文化を継承する日本人としての確固たるアイデンティティーを備えた生徒の育成(Identity)
〇知識基盤社会に生きる知的探究能力を備えた生徒の育成(Search)
〇異なる言語を通じて関係を構築するコミュニケーション力を備えた生徒の育成(International)
これらの教育目標が実現できるよう、1学年120名を4クラス展開するなど、個に応じた少人数指導を重視しています。また、6年間の計画的で系統的な教育活動に取り組み、家庭学習を前提とした生徒に適度な負荷をかけた進度の速い授業展開により学力の伸長に努めています。知識の習得はもちろんのこと、思考力・判断力・表現力を身につけるための工夫を全教科が組織的に取り組んでいます。とりわけ、県内で初めて英語多読を導入し、英語教育にも力を入れています。平成30年度より「中等教育学校英語教育研究校(広島市教育委員会)」として指定され、3名のALTが配置され、授業だけではなく英語を活用できる場の創出をし、英語コミュニケーション力の向上に取り組んでいます。こうした取り組みの一環として平成31年度にはオーストラリアブリスベンの4つの高等学校 Sandgate District State High School 、Alexandra
Hills State High School 、 Wynnum State High School 、 Craigslea State
High School と提携校の締結を行いました。今後一層双方向の交流を加速させていきます。
この他にも2年生と4年生チームによる平和公園ガイド研修、3年生のイングリッシュキャンプ、5年生の海外修学旅行、1年生〜4年生対象のパワーイングリッシュ(PTA主催)等英語を活用して表現する場を設けています。また、平成29年度から、「いちひろ探究活動」と題し、全教職員がチューターとなり、生徒の学習意欲を引き出し、主体的に学ぶよう、探究・論文作成を支援しています。その他日々の取組につきましては、本ウェブサイトのTOPICS等を御覧ください。
本校生徒は広島市全域及び広島市郊外から通学しています。来校された方々から、「のびやかで明るい生徒さんですね。生徒さんが優しく、落ち着いていますね。」と言われます。この学校規模が学校全体の温かい雰囲気をつくっている面があるのでしょう。教員と生徒、先輩と後輩との互いを尊重する関係は、校風の一つとなっています。
進路指導においても、広島大学をはじめとする国公立大学、さらには東京大学・京都大学をはじめとする難関国立大学等への志望進路を実現した安佐北高等学校卒業生に対する取組を拡充させ、生徒自らが高い目標を設定し、学習意欲を高め、志望の進路が実現できるよう、最大限の支援をしています。
今後も私たちは、皆様の信頼に応え、生徒たちが安心して安全に、生き生きとした学校生活を送り、志望の進路実現へ向けて、教育活動を一層充実させていく所存です。近い将来に、広島や日本、世界において社会貢献できるグローバルリーダーを輩出できるよう、チーム学校として組織的に取り組んでまいります。本校教育に皆様の温かい御理解と御協力をいただきますよう、よろしくお願いいたします。
令和4年4月1日
広島市立広島中等教育学校長 横山 尚司
ファーストステージ(1・2年生) ネクタイリボンの色は緑色 |
|
セカンドステージ(3・4年生) ネクタイリボンの色が紺に変わります |
|
ファイナルステージ(5・6年生) ネクタイリボンの色が赤に変わります |
|
夏服 2021年度よりポロシャツも選択できます |